レシピ:栗入り伊勢抹茶ロールケーキ
栗入り伊勢抹茶ロールケーキの特徴
伊勢茶(抹茶)は三重県の豊かな自然に育まれた茶葉から作られ、鮮やかな緑色と深みのある香りが特徴です。
その伊勢抹茶を贅沢に練り込んだスポンジ生地は、しっとりとした口当たりとともに、抹茶本来の旨みとほのかな苦味が広がります。
中には、まろやかに泡立てた生クリームと、甘みのある栗の甘露煮をたっぷりと包み込み、和の素材が織りなす上品な味わいに仕上げました。
断面には、抹茶の緑・クリームの白・栗の黄金色が美しく映え、見た目にも季節感と華やかさを演出します。
このスイーツは、和と洋の絶妙なバランスを楽しめる一品であり、ティータイムや贈り物にも最適です。
伊勢茶の香りがふわりと広がる瞬間、心までほぐれるようなひとときをお届けします。
栗入り伊勢抹茶ロールケーキ(1本分)レシピ詳細
ロールケーキ作りの総合ポイント(まとめ)
ロールケーキ作りでは、まず材料の準備が仕上がりを左右します。卵は常温に戻し、伊勢茶(抹茶)は薄力粉と一緒にふるっておくことで色と香りを均一に生地へなじませられます。
生クリームはよく冷やし、栗の甘露煮は水気を切って刻んでおくと巻きやすくなります。
スポンジ生地は卵白と卵黄を分けて泡立てる「別立て法」が基本です。卵白はツノが立つまでしっかり泡立て、砂糖を少しずつ加えることで安定したメレンゲになります。卵黄は白っぽくなるまで泡立て、牛乳と油を加えて乳化させ、そこへふるった粉類をさっくり混ぜます。最後に卵白を3回に分けて加え、泡を潰さないようにゴムベラで切るように混ぜるのが成功の鍵です。焼成は180℃で12〜15分、焼きすぎると割れやすくなるので注意が必要です。
焼き上がった生地は乾燥を防ぐためにラップで包み、完全に冷めてからクリームを塗ります。巻く際は手前にクリームを多め、奥に少なめに配置し、芯をしっかり作るように巻き始めると断面が美しく仕上がります。巻き終わりは斜めにカットすると形が整い、ラップで包んで冷蔵庫で休ませることで安定感が増します。
伊勢茶の鮮やかな緑と深みのある香り、栗の甘み、そして生クリームのまろやかさが調和することで、和と洋のバランスが取れた上品なスイーツになります。


